メンバー:ももたろう&なおっぴ&しろ
一の倉沢奥壁中央カンテに行ってきました~♪
予報は午後から雨。こういう予報のときはだいたい雨が降る谷川岳。
きっと一の倉はどんよりしているんだろうな。
半ば、前日の夜からあきらめていました。
朝起きてみると、お天気はまずまず。
とりあえず出合まで様子を見に行ってみました。
ロープウェイと一の倉はあんなにも近い位置にありながら、
不思議な程、空模様が違っていることが多いから。
濡れているけど、予報と反して、一の倉のお天気もまずまず。
南から雲が来ているみたい。
午後から崩れる、その前に登ってしまおう♪
今年は去年以上に雪渓が多かったです。
雪渓を越えて、テールリッジへ。
本日の一の倉は、南陵と中央稜に行くパーティのみでした。
中央カンテは顕著なバンドが取り付き(8:30)。
明け方まで雨が降っていたため、カンテまでは濡れていたけど、それでも快適です。
カンテに出てからは乾いていましたが、ロープを引き上げるだけで落石がおこるような、
脆い箇所も沢山ありました。
どこも岩場は劣化し、谷川岳も冬の岩場となってきているね、とももたろう。
5P目:チムニーから脆いフェース。濡れていたど、やっぱり快適。
7P目:ピナクルから垂壁を越し、バンドを右に出て、ハング左のコーナークラックを越える。
クラックはびしょびしょで使えませんでしたが、カンテ側が乾いていました♪
烏帽子岩下の懸垂ポイントは、一見立派そうに見えるけど、ハーケンと、切れそうなロープ。
これで空中懸垂はきもぢが悪い~。
雲行きが怪しく、時折小雨がぱらつき始めたため時間を短縮したかったのですが、
おとなしく、烏帽子岩の基部を回り込むことに。
ただ、左のルンゼがもはや沢になっていて、岩はぬるぬる。
しめった程度の岩は脆く、左上部の笹原の終了点は濡れて年季の入ったハーケン。
笹ビレーでバックアップを取ったものの、落ちたら耐えられそうにない程。
心もとなくて、唯一ひやひやしました。
軽い笹藪をこいで懸垂岩のコルで終了。(12:00)
下降ポイントは新しいスリングと、ぺツルのボルト、ピナクルでバックアップを取ってありました。
烏帽子尾根は傾斜も緩いため、安心して懸垂ができました。
1P目はたぶん歩いても行けます。
沢登りのおまけがついてきたけど、こっちまで来て本当によかった~。
懸垂3Pで南陵の終了点へ。
びしょびしょの6ルンゼ右俣を2P下降し、そのまま南陵を下降。
休憩せずに、逃げるようにテールリッジを駆け降りました。
あとはひょんぐりの滝を越えるだけ、のところまで来て雨は土砂降りになりました。
こんなところで滑って濡れたくはないので、ここだけ懸垂しました。
川底に降りると、ひょんぐりの滝は約3倍の高さに立派に成長していました。
たぶん、もうちょっと遅かったら、私は川を越えられなかった(笑)
振り返ると、まさに一の倉沢になっていました。
この短時間で、たくさんの激流ができていたんです。谷川岳の豹変ぶりを見ながら、帰ってこれた安堵感で、心がほかほかになりました。
中央カンテは全体を通してルートがわかりやすく、ピッチ数も多くて、快適でした~
ビレーポイントはハーケンのところが多かったです。
新しいスリングもありました。
カムを使わず、ランナーは残置だけで登れます。
下降はぜひ、空中懸垂ではなく、懸垂岩のコルから6ルンゼ~南稜下降がおすすめです。
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