HARD ROCK & ICEを目指した活動をしています。
  大自然を守る活動をしています。
  人とのつながりを大切にしています。

2013年8月30日金曜日

2013/8/30-9/2 侍浜~早池峰山

メンバー:なおっぴ&しろ
 
東北復興支援ツアー第2弾
侍浜に行ってきました~♪


 
今流行りの、海女ちゃんの影響!
ではないです(笑)
リアス式海岸でクライミングができる侍浜は、憧れの場所でした♪
 


南東北茨城から、7時間くらい。
波の音に癒される~♪ 


瑞牆や小川山と同じ、花崗岩が、絶景の中で堪能できます♪
とっても贅沢♪


腐食の早い海の傍の岩場を、開拓、そしてこまめに整備して下さっている
東北クライマーの皆さん、ありがとうございます。

 
ルートが長くて、登ったときの景色が、また格別でした~♪







 
こんな断崖絶壁にもルートがあります~♪




 

海があまりにきれいで、きもちよくて、のんびりしすぎました(^o^)
 
 
今回のテーマは夕日を見ながらクライミング☆

 
海女さんが守る美しい久慈の海。
 
雨、よくて曇りだと思っていたから、こんなにきれいな空を見ることができて
胸がいっぱいになりました。


こんなところにもルートがあります(笑)
他にもエリアがあって、とても2DAYSでは足りません(>_<)


スーパー小焼けタイム♪



夜は星がきれいだった~。
流れ星が見えました。
寝っころがって、ビールを飲み、体の芯から大自然に癒されます。



侍浜北キャンプ場はなんと無料です。
こんなにいい想いばかりさせてもらって、申し訳ないです!
この感謝の気持ちは、久慈の町と東北のどこかに還元させて頂きます!

 
今まで行ったキャンプ場の中でも、1番居心地がよくて、ステキな場所でした。


とってもきれいな海水プールもあります♪
次は水着もってこよ~(^o^)

 
久慈で生まれたリクくん。
故郷を見せてあげようと、栃木から遥々来たそうです。
東北のクライマーに会えなくて残念だったけど、
優しい飼い主さんと、かわいいリクくんに会えて心がほかほかになりました。
  
朝方から雨がぱらついていたので、のんびり朝ごはんを食べて、観光することにしました。
 
どこへ行っても、地域のつながりと人の温かさに触れ、
とても癒され、うらやましくも思いました。

 
 
9月1日は、早池峰山を登ってきました~。
北上山地の最高峰は、川沿いの登山道がとてもかわいくて、
2時間程で避難小屋のある頂上に到着します。

 

 
帰りは、何かに導かれるように三陸沿いに車を走らせました。
現実を目の当たりにして、地元にいながら、何でもいいからできることはないかと考えました。
 
私達一人一人が、東北に行くことによる経済効果は本当に微々たるものかもしれません。
逆に、東北の自然と、人の温かさに癒されている自分がいます。
ほんの少しでも力になれるといいなと願いながら、
これからも東北に通おうと思います。
 
また行こうね、侍浜♪
 
 
今回、東北の山の情報を調べたのですが、
アルパインに関してはほとんど情報を得られませんでした。
 
東北クライマーの皆さん、
アルパインのルートや岩場の情報、逆に質問など、何でもいいので
ご連絡をお待ちしています♪
 
 

2013年8月25日日曜日

2013/8/25 谷川岳一の倉沢中央カンテ

 
メンバー:ももたろう&なおっぴ&しろ
 
一の倉沢奥壁中央カンテに行ってきました~♪
 
予報は午後から雨。こういう予報のときはだいたい雨が降る谷川岳。
きっと一の倉はどんよりしているんだろうな。
半ば、前日の夜からあきらめていました。
朝起きてみると、お天気はまずまず。
とりあえず出合まで様子を見に行ってみました。
ロープウェイと一の倉はあんなにも近い位置にありながら、
不思議な程、空模様が違っていることが多いから。
 

濡れているけど、予報と反して、一の倉のお天気もまずまず。
南から雲が来ているみたい。
午後から崩れる、その前に登ってしまおう♪


今年は去年以上に雪渓が多かったです。
 
 
ひょんぐりの滝は元気に飛び出していました。


雪渓を越えて、テールリッジへ。
本日の一の倉は、南陵と中央稜に行くパーティのみでした。


中央カンテは顕著なバンドが取り付き(8:30)。
明け方まで雨が降っていたため、カンテまでは濡れていたけど、それでも快適です。


カンテに出てからは乾いていましたが、ロープを引き上げるだけで落石がおこるような、
脆い箇所も沢山ありました。
どこも岩場は劣化し、谷川岳も冬の岩場となってきているね、とももたろう。
 


 5P目:チムニーから脆いフェース。濡れていたど、やっぱり快適。


7P目:ピナクルから垂壁を越し、バンドを右に出て、ハング左のコーナークラックを越える。

 
クラックはびしょびしょで使えませんでしたが、カンテ側が乾いていました♪
 

烏帽子岩下の懸垂ポイントは、一見立派そうに見えるけど、ハーケンと、切れそうなロープ。
これで空中懸垂はきもぢが悪い~。


雲行きが怪しく、時折小雨がぱらつき始めたため時間を短縮したかったのですが、
おとなしく、烏帽子岩の基部を回り込むことに。
ただ、左のルンゼがもはや沢になっていて、岩はぬるぬる。
しめった程度の岩は脆く、左上部の笹原の終了点は濡れて年季の入ったハーケン。
笹ビレーでバックアップを取ったものの、落ちたら耐えられそうにない程。
心もとなくて、唯一ひやひやしました。


軽い笹藪をこいで懸垂岩のコルで終了。(12:00)
下降ポイントは新しいスリングと、ぺツルのボルト、ピナクルでバックアップを取ってありました。



烏帽子尾根は傾斜も緩いため、安心して懸垂ができました。
1P目はたぶん歩いても行けます。


沢登りのおまけがついてきたけど、こっちまで来て本当によかった~。
懸垂3Pで南陵の終了点へ。
びしょびしょの6ルンゼ右俣を2P下降し、そのまま南陵を下降。
休憩せずに、逃げるようにテールリッジを駆け降りました。


あとはひょんぐりの滝を越えるだけ、のところまで来て雨は土砂降りになりました。
こんなところで滑って濡れたくはないので、ここだけ懸垂しました。


川底に降りると、ひょんぐりの滝は約3倍の高さに立派に成長していました。
たぶん、もうちょっと遅かったら、私は川を越えられなかった(笑)

 
振り返ると、まさに一の倉沢になっていました。
この短時間で、たくさんの激流ができていたんです。
 
谷川岳の豹変ぶりを見ながら、帰ってこれた安堵感で、心がほかほかになりました。

中央カンテは全体を通してルートがわかりやすく、ピッチ数も多くて、快適でした~
ビレーポイントはハーケンのところが多かったです。
新しいスリングもありました。
カムを使わず、ランナーは残置だけで登れます。
下降はぜひ、空中懸垂ではなく、懸垂岩のコルから6ルンゼ~南稜下降がおすすめです。

                                                                                                

2013年8月17日土曜日

2013/08/14-17 剱岳 八ツ峰-チンネ

メンバー:じげん、なおっぴ


夏季休暇を利用して、剱岳にいってきました。

漠然とした『剱に行きたい』という思いから、企画が始まった今回の山行。
計画は以下の通り。

8/14:黒部ダム→真砂沢ロッジ
8/15:真砂沢ロッジ→八ツ峰縦走→三ノ窓
8/16:三ノ窓→チンネ左稜線→剱岳本峰→剱沢キャンプ場
8/17:剱沢キャンプ場→下山
8/18:予備日

なおっぴは1泊以上の山行はこれで二回目。
どうなることやら。。。

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8/13。黒部ダムへ向かうトロリーバスの発着駅、扇沢に向かう。

到着時刻は、日付が変わりかなり経っていたが、ひとまず朝まで仮眠。

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8/14[真砂沢ロッジ]



じげんに車ごとゆすられて目を覚ますと、トロリーバスのチケットを購入する人で長蛇の列。
パッキングを済ませ、列に加わる。

じげんはNewザックNOZONEだぜ(^ω^)



いざ、じげんが愛してやまない黒部のエリアへ。



下の廊下。


写真では伝わらないんだけど...
日本ではないような?なんか凄い渓谷。


ハシゴ谷乗越から剱方面。

中心左よりが八ツ峰?、、、ちょっとでかすぎませんか?(^^;


もっと顕著な尾根でわかりやすいかと思ってたけど、なにがなんだかまったくわからん。

わからん。。。


なにはともあれ、やーーーっと本日の宿へ到着。

「この時点で真砂沢からの下山はやめて室堂から降りよう」
となりました笑

「あの辺が取り付きだろう」というところまで偵察して、本日は終了

8/15[八ツ峰→三ノ窓]


3:00起床。隣のパーティは撤収準備中。早い・・・(^^;;;

前日に目星をつけていた場所まで、長次郎谷の雪渓をつめていく。



しかし、近づいてみるとシュルンドがばっくり。

なおっぴ「いけませーん\(^O^)/」
じげん「ここじゃないんじゃないか?」

では、もっと上に行きましょう。


うん?ここ・・?か?
でもフェースに人が取り付いてる・・・なんかおかしいぞ。

聞いてみると、5・6のコルだそう\(^O^)/でっすよねーーー

またやってしまいました。
勉強不足が露骨に出たね・・・

戻るのもなんなので、上部だけ登ります。ちーーーん^^




フェースから登ってしまいましたが、脇にちゃんと巻き道がついてました。

ルートファインディングできない子です・・残念です・・・



1つ目の懸垂ポイントから見下ろす。
とんがりから二回目の懸垂です。


ふと左を見ると、剱本峰に突き上げる源次郎尾根。
おそらく中心部が懸垂ポイント。人も何人か見えたし!

もうちょい強くなったときに腕試しでいきたいなー。



右をみれば、クレオパトラニードル(手前)とチンネ(奥)

クレオパトラニードル。
上部に懸垂支点の残置がみえたから、こんなとこも登った人がいるんだなぁ・・・^^;;;;

チンネ。
明日はあれですか・・・まじですか・・・・(^ω^;;;)ひぃ~~


八ツ峰の頭から長次郎谷雪渓を見下ろす。
中心ちょい下が熊の岩?

別に難しい岩ではないし、すごく充実した登攀ではなかったけど、振り返ると感動してウルウルしてしまう。
ちょっと泣き虫を治さないといけないかも知れません・・・



で!
ここからが本日の核心\(^O^)/



池ノ谷ガリーです。
がれがれです。石落ちまくりです。歩行技術なさすぎです
(写真は振り返って上部を撮影)

30~40分くらい下降。ガスっててよくわからないし。
地形図の読み方をじげんに教えてもらいつつ、三ノ窓を目指す。

途中、なおっぴは転んで、岩で手を切ります(^ω^;;;)



なんとかたどり着き寝床を確保!

いいテン場だーー^^


チンネが見えるー^^


雪渓から水がたれてなかったので、掘り起こして溶かす。
水を作るのに、1時間弱。

いやねー、、、

泥水でっすよ(笑)うっすら茶色いし(笑)

まぁそんなこといってもしょうがない。
自然の恩恵にあずかりましょう。


8/16[チンネ左稜線→剱本峰手前でビバーク]

本日も3:00起床。


最高の景色が迎えてくれましたーー><


覚悟を決めて(笑)取り付きへ。

荷物は全部担いでいきます。


シュルンドをまたぎ、取り付きテラス。

今回は僕が岩のアルパイン初めてということで、終了点ごとに細かく切りました。
核心以外は一応つるべであがりましたが、ピッチ数がトポとずれてるので、各ピッチの担当は省略します。



左稜線から三ノ窓。
なるほど。確かに「窓」ですね^^


次のピッチはハイマツ交じりのリッジ。


核心ピッチ。


所要時間、なんと8時間・・・
色々と要因はありましたが、なんにしても大きな反省が残る内容となってしまいましたorz

池ノ谷乗り越しを超え、剱本峰をめざします。


尽きかけていた水を補給できました!!
ほんと自然に助けられた感じ。

じげん「こんな小さな雪渓でも水が取れるんだねー」




道中。
ヤマケイさん、、、ほんとに破線路ですか?^^;

なおっぴはここで、ホールドとして使った岩がはがれて、50cm四方くらいのでっかい石を落とします。。。
鞍部でビバークしてる人におちなくて良かった。。。


「チンネで時間をかけすぎたせいで時間が怪しい」
「小屋までいったらヘッデン行動になるだろう」
「夜、このガレはやばくない?」

というときに、テン場(といっていいかわからないけど)を発見。


そういえば、本峰手前でビバークという記録もあったっけ。


横には大きい雪渓もあって水が出てる!
昨夜とはうってかわって、だいぶきれいな水!


満点の星空と、とてもきれいな月明かりに包まれたすごく良いテン場でした(^ω^)

8/17最終日[剱本峰→室堂]

朝から絶景!!

以下、写真をお楽しみください^^






五竜、鹿島槍、槍、八ツ、富士山などなど、とおーーくまで見えました。


剱本峰を目指し、30分ほどでピーク!



ひゃっっ ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ほーーー




⊂二二二( ^ω^)二⊃ほーーー


さぁ下山です!
さくっと降りましょう!

右側、大きい雪渓上の鞍部。あそこが剱御前小屋のはず。

右下は剱岳山荘。


ここは一服剱。後ろを振り返ると、剱!!

・・・じゃありません。

あれは前剱。
下から上がってくる人は、あれがピークだと思ってあがってくるんだろうなぁ・・・

かわいそう。


剱沢キャンプ場を超える。
剱の全景が見えます。
でっかいです。


剱御前小屋(写真左の鞍部)、雷鳥沢キャンプ場を越えて、室堂です。

2年前、この池を見るためだけに来たことがありました。(GWだったので雪に埋まってました笑)
あの山を越えて更に向こうまでいけるなんて、、感無量です!


とりあえず、なんとか無事に降りてくることができました。

今回は基本的なこと、読図、スピードetc。。。。
大事なことはたくさんあって、まだまだ未熟だなぁと痛感しました。


次に来るときは、もっと成長してさくっとやっつけてやります(^ω^)