HARD ROCK & ICEを目指した活動をしています。
  大自然を守る活動をしています。
  人とのつながりを大切にしています。

2014年12月13日土曜日

2014/12/13-14 旭岳東稜


メンバー:なおっぴ&しろ
 
旭岳東稜に行ってきました~♪
 
12/13
先週からの大雪で、八ヶ岳の東面は人がいない。
美し森駐車場から、ひたすら樹林ラッセル。
視界が悪かったせいなのかな?
もっと開けたルートだと思っていたので、つらかった~。
私は小さいので急斜面のラッセルに本当に弱い!
なおっぴがほとんど一人でラッセルしてくれた。
五段の宮手前の稜線上で雪を切り崩してビバーク。

 

12/14
1P目:なおっぴ
五段の宮、左の雪の斜面から登る。
雪が悪くて、アサイチの寒さがこたえた~。

2P目:しろ
やっと雪稜っぽくなった。
立ち木を掘り起こしてビレー。


3P目:なおっぴ
雪稜。
潅木でビレー。

4P目:しろ
左から回り込むようにして壁を越える。
スタンディングアックスビレー。

5P目:なおっぴ
雪稜を登って旭岳の頂上へ。


 

稜線上は風が強いけど、東面は、視界が悪い中でも明るくなるのが早く、風も弱かった。
本当に静かに、しんしんと雪が積もっていて、とても不思議な感じがした。


頂上からツルネの頭まで40分位かかり、風が強かったせいか、長く感じた。
人気のない稜線は、寒さよりも何よりも、なんだかわくわくした。
ツルネ東稜の下降はわかりやすかったです。
 


冷え込みの強い、寒い一日だった。
雪稜までのアルバイトが長いけど、楽しかった~。


 


2014年10月18日土曜日

2014/10/18 瑞牆山 大面岩左稜線

2014年10月18日 
メンバー:なおっぴ&しろ

大面岩左稜線に行ってきました~♪

 


取り付きは、登山道を行き、カンマンボロンを過ぎてすぐのボルダー脇から、ケルンの積んである踏み後に入ると、コケの生えたスラブのフェースにリングボルトが打ってある。
うっそうとした感じでした。

1P目 しろ
濡れたクラックの方から、ステミングで飛び立ち、
あとは簡単だけど、じゃりじゃり&苔、そして落ち葉で滑るスラブ。
ボルトラダーのフリー化なので仕方ないのだけど、ボルトが大量にあり、ちょっと残念。
スリングのある木を終了点としてしまったけど、スラブの上の岩をクラック沿いに上がると、終了点がありました。


2P目 なおっぴ
ほとんど歩きと木登り。木でビレー。

3P目 しろ
岩溝を上がって、屈曲して重くなりそうなのでスリングの巻かれた大木まで。
隣のカンマンボロンがかっこいい~。

4P目 なおっぴ
ここもほとんど歩き。最後は右へトラバースして、立派な終了点まで。
トポだと3Pのところを私たちは4Pで登った。

5P目 しろ
この辺から開けて気持ちがいい。
短いスラブから、一段上がって、終了点を無視して次のピッチまで継続しちゃった♪


6P目 なおっぴ
左から回り込んでフェイスを上ったあと、スラブ。
トポをもってきていなかったので、次のピッチがOWと思い込んでしまい、左側の土のルンゼを上がって、ボルトのないきれいなOW?チムニー?前の大木でビレー。

7P目 なおっぴ
取り付いてみるも、異様に難しい。先をうかがってみてもボルトが打たれていないので、間違いに気づき、クライムダウン。
土のルンゼを戻り、トラバースするとボルトがあり、そのまま進むと、不自然にボルトが打たれたチムニーがありました。
その入り口付近、残地ハーケンでビレー。日陰になったせいか、この辺りは寒かった~。

8P目 しろ
チムニーからOW。
今回もワイドはなおっぴ担当のはずだったんだけど、ボルトがあるしトレーニングのために行かせてもらった。結構消耗したけど、いい感じに登れた。
最後はクラックが土で埋まっていて、木の根っこをつかんで這い上がると、立派な終了点があった。


下降は隣のニューモンタージュで降りるはずだったのだけれど、途中からよくわからないラインを降りてしまい、時間がかかってしまった。
懸垂が、なかなかうまくいかないなー。
帰ったら、また研究しよう。

久しぶりのボルトルートに困惑したけど、上部は楽しかったです。
紅葉のいい時期でした~。


カムは不要でした。
ヌンチャク12本位。

2014年10月12日日曜日

2014/10/12 瑞牆山十一面左岩壁 山河微笑

2014年10月12日 
メンバー:なおっぴ&しろ


山河微笑に行ってきました~♪
6月からクラックとスラブトレに徹し、
そしてワイドの練習をして、一年振りに十一面に帰って来ました。

前日になおっぴは、不動沢のよろめきを2撃!
すごいな~。
私は最初、離陸するのも大変だったー。
めげずに何度も登って、自分なりの登り方を掴めたかな。
ということで、ワイドはなおっぴ担当ね。

昨日は4パーティ位取り付いていたみたいなんだけど、今日は貸切でした。
あとは、ベルジュエールと山族79黄昏ルートに1組づつ。
なんで贅沢なんだろう、胸の高鳴りが押さえられない。

1P目 しろ
少しプロテクションがとりにくいけど、ぐいぐい登る~♪
スリングの巻かれた木を目指して、そのすぐ上の大木に立派な終了点がある。


2P目 なおっぴ
チムニーから、チョックストーンを越え、テラスの大木まで。
チョックストーンの外側は怖いけど、内側は挟まって大変。
びびりなので、内側を選択。。。


3P目 しろ
松の木を木登りして、その後ろのきれいなコーナークラックに取り付く。
クラックは途中OWとなり、焦ったけど、落ち着いてよくスタンスを探せば問題なし。
あとはクラックと簡単なスラブが快適です。
昨日ワイドの練習してよかった~。
立派な終了点でビレー。



4P目 
ビレー点から岩を回り込んで、クラックを恐怖のクライムダウン。らしいですが、怖いので懸垂。
降りたところは安定していて、ピナクルでビレー。

5P目 なおっぴ
ワイドクラックに取り付く。

「"よろめき登れれば大丈夫"って聞いたから昨日がんばったのに・・・
しろにそそのかされた・・・」
byなおっぴ

最後の抜け口がばんざいジャムみたいで悪い!
よく登ってくれました(><)ありがとうw
終了点はカムで構築しました。


景色がサイコーに気持ちよかった。
今年の目標ルートをこんなに贅沢な環境で登れるなんて。
ピッチ数は少ないけど、お互いの得意なところが生きて、助け合って二人で登れた。
それが気持ちよかった。
来年は何度も大好きなこの岩場へ通えるよう、がんばろう。



下降は黄昏ルートの終了点から懸垂。
楽しかった。

ルート中に落ちていたごみを拾って帰りました。
それだけで、自分たちがここに来た意味がある気がしました。


夕焼けに染まる末端壁はサイコーにかっこよく、輝く紅葉に囲まれながら、おやつを食べて、満ち足りた気持ちで下山しました。





2014年9月21日日曜日

2014/09/21-22 錫杖岳 注文の多い料理店 左方カンテ 1ルンゼ

メンバー:なおっぴ&しろ

憧れの錫杖岳にいってきましたー!!
今年は毎週末がイマイチなせいで、八月は思うように行動できなかったけれど、二日間快晴で恵まれました><

目標は注文の多い料理と左方カンテ!もし、時間が余ったら1ルンゼも。というプランです。


○一日目

少し寝坊して、6:00起床。
槍見館裏の登山道をのぼっていきます。


渡渉で大体半分、一本道です。



渡渉後、だんだんと見えてくる前衛壁!
おー!!よく写真でみるやつだ!!



錫杖沢出合につくと、テント場は満員!さすが人気の岩場。。。
仕方ないので、錫杖岩舎を探しながら、前衛壁の基部まで行くことにします。



チャレンジアルパインを参考に錫杖沢をしばらく詰めた後、左岸に踏み跡があったので、そこへ進んだところ、1ルンゼ取り付きに出てしまいました。

下山時にわかったことですが、錫杖沢出合に入ってすぐ右に、左方カンテ取り付きや錫杖岩舎に続く踏み跡がありました!
(日本のマルチピッチ?には、踏み跡があるとちゃんと書いてあった!)




1ルンゼの取り付きから左に進むと、FIXロープが。なんだこれ?
これでした!→錫杖岳「白壁カンテ」新ルート


左方カンテ取り付きにつくと、順番待ちしていたので、素通りして、注文の多い料理店の取り付きへ。

広島から来られたPTが準備していました。(遠い~~~)
準備をして後続でいく。


・1P目:しろ

登れるところを。バンドまで。
カムセットできる場所があまりないけど快適。

 

・2P目:なおっぴ

入り込みすぎると、出るのが怖くなる。
カムが効く場所に釣られて、ルーファイミス。


・3P目:しろ

核心。なおっぴはこういうのだいっっっっ嫌いです。
ほんと、リードしてくれてありがとうございます。


 

・4P目:なおっぴ

ワイドぎみのクラック沿いに。カムの5番をつっこむ。
嫌いピッチのあとのせいで、必要以上にびびる。。。



・5P目
もろそうなフェースを登って、左方カンテと合流。
上は引き続き順番待ちなので、ここで終了。


同ルートを懸垂3回で取り付きへ。


さて、テン場捜し。

岩小屋がわからなかったので、忠実に沢をくだることにする。
歩きづらい・・・・

すると、すぐに見つかった!行きに入った踏み跡が間違ってたんだなぁ。
2張りぐらいは張れそうな、いい感じの岩小屋。取り付きからも近いし。
ステラリッジさんはデビュー戦。



ご飯を食べると、運転疲れもあったのか、日があるうちに眠くなってしまう。
おやすみなさい。


○二日目

左方カンテ
・1P目:なおっぴ
凹角を適当なところまで。大木にスリングが巻いてあるとこで切る。



 
・2P目:しろ
1P目と内容は一緒、終了点まで。


・3P目:なおっぴ
なぜか難しいほうへ。
トポに右上って書いてあるのに、またカムが効きそうな場所に釣られて左につっこむ。
相変わらず、ルーファイできません。。。


・4P目:しろ
チムニー。ずりずり。。はしなくてOK!


・5P目:なおっぴ
チャレンジアルパインでA0してるから緊張したけど、絶対A0いらない。快適。


 
・6P目:しろ
残置がある凹角が正規ルートだと思いますが、注文のほうへトラバース。

・7P目:なおっぴ
昨日渋滞してたところ。
快適なフェース。



・8P目:しろ
土交じりの歩き。
注文の多い料理店を懸垂し、3時間ほどで終了。


11:00 1ルンゼ
・1P目:しろ
難しくないけど、ランナウトして緊張した~。


・4P目:なおっぴ
核心ピッチ。割りと快適。ボルトがあり安心(笑)
ボルトにつられて、左にトラバースして登ったけど、上方の残置ハーケン連打されてる細いクラックが5.9だと思う。


・5P目:しろ
階段状になっているところを適当に上がり、スラブを登る。

・6P目:なおっぴ
チムニーから草付きへ。
終了点から。
なんかぱっとしないけど、もりもりしてるので下降開始!


撤収して歩き出し、最後の最後でヘッデンを出すも、大体予定通りの時間に下山できました。
一日でルートを二本登れ、二日間充実でした。


初錫杖、第一印象。クライマーのゴミが多すぎ!登山の人はこっち来ないし!
残置が切れて、雪で流されて・・だとは思いますけど、これだけ多くのクライマーが訪れるのだから、みんなでちょっと拾えばすぐ綺麗になります。


自分たちで汚したら、自分たちできれいにしましょう。

あとは終了点がばっちしなので、わかりやすい。
フリーのゲレンデのような感じもあるといえばある。

次は冬に来れますように。
トレーニングがんばろー!!

2014年7月14日月曜日

2014/7/14-15 滝谷 ドーム中央稜

2014/7/15 滝谷ドーム中央稜
                                             メンバー:なおっぴ&しろ

滝谷に行ってきました~♪
 
 
 
 
7/14
台風の後で梓川は濁っていましたw
お天気に恵まれず、夏と冬合わせて滝谷の計画は3回目。
今回もお天気がいいのは中日のみの予報なので、不安でいっぱいでした。
初日に上高地から北穂まで、
中日に滝谷登攀、奥穂または前穂経由で行けるところまで、
最終日に上高地まで戻ってくるプランでした。
 
 
いつも穏やかな梓川が、どうしちゃったの!?っていうくらいに荒れていました。
そんなときもあるよね~w
 
 
初日は予報よりお天気が悪くて終始肌寒い雨。。
それでも、久しぶりのアプローチは、不思議と楽しかった~。
涸沢まではほぼ夏道でした。
涸沢ヒュッテ手前がゆるい雪渓だが、アイゼンなしでも大丈夫。
初日は踏み後もなかったけど、最終日には踏み後ができていました。
 
 
南稜は例年より雪が多いそう。
私たちは、夏に涸沢に来たのは初めて。
ガスと雨の中、視界は10m程でしょうか。
この雪渓がどれだけ続くのかわからず、
アイゼンなしで登れるのか不安になりました。
全身濡れて寒いので、初日は涸沢までとしました。
ほぼあきらめモードで落ち込むしろ。
なおっぴはそんな私をどうにか元気つけようとがんばってくれました。
 
7/15
そんななおっぴのおかげか、奇跡的なお天気!
8:00涸沢発、キックステップも快適!
お天気でこんなに景色も、気持ちのゆとりも違うんだな~。
 
 
たくさん、たくさん深呼吸してリフレッシュしました。

 
どこまでも青空が広がります。
あきらめなくてよかった。
パートナーへの感謝の気持ちでいっぱいでした。

 
10:00北穂、松なみ岩。
アプローチと登攀にどれ位時間がかかるのかわからなかったので、テント装備をデポして休憩。
 
11:00下降点。
縦走路がドーム涸沢側から巻いて滝谷側に出たところ。
北穂分岐から最初の鎖場を下りきったところの×印から右の踏み後に入っていきます。
しばらく下降と右トラバースを繰り返すと、第3尾根に顕著なピナクルが見えてくる。右方向に進んで、第3尾根を跨ぐとバンド伝いに出るとペツルの懸垂支点があります。
結構明瞭なので、迷わずに行けると思います。
25m程懸垂して、バンドを右にトラバース。
 
 
リッジを登った上のテラスが取り付きです。
 
1P目:なおっぴ
凹角のクラックから直上し、チムニーをチョックストンの上のビレー点まで。
 

 
2P目:しろ
リッジからカンテ、スラブでテラスまで。
 
 
 
3P目:なおっぴ
ゆるい岩稜歩きで、4P目の取り付きに回りこむ。
 
4P目:しろ
フェース状からクラック、ハングを越える。
 
5P目:なおっぴ
右上凹角を左上、ハングをジャミングで登る。
空に向かって登っていく。
 
 
13:30終了。
快適に登れてよかった~。
 

ドームの頭から下降の踏み後に入るとすぐに縦走路です。
 

 
風がきもちいいよ~♪
 
松なみ岩に戻り、
15:00奥穂。
テントは私たちだけw
 
7/16
わーお、またガスw
改めて昨日のことが奇跡のように思えました。
 
降りようかで意見が一致。
 
 
一般道で迷いましたw
ルート以外でとことん弱弱な私たちですw

 
助け合い、話し合い、喜びあって、とてもいい経験になりました。