HARD ROCK & ICEを目指した活動をしています。
  大自然を守る活動をしています。
  人とのつながりを大切にしています。

2013年3月17日日曜日

谷川岳 一の倉沢右壁左方ルンゼ

メンバー:ももたろう&しろ
山酔会、フルさん、イトさんとのコラボレート☆

3月17日
谷川岳 一の倉沢右壁左方ルンゼに行ってきました~

冬の谷川、それはなんだかとても敷居の高い所らしい。

今年は雪が少ないようで、1時間弱で一の倉出合に到着。
一の沢を詰めると、まだ真っ暗な山の中、あちこちに光が見える。
今日は皆が待ちに待ったタイミングなのだ。
背後からだんだんと、ピンク色のグラデーションに染まり、広大な景色が広がる。
今日はいい一日になりそう。


アゲアゲのももたろうは、もう誰にも止められない・・・
Let’s HARD ICE!


いきなり始まるハイライト☆
風も弱まってきて、高い、高い青空の下、すっきりとしたきれいな氷が続く。
1番乗りは気持ちがいい~
取り付きからノーロープで上がる。
1P:ももたろう


2P:しろ

 
F4を抜け、明るく開けた氷雪面をつめると、ルンゼの両側が狭まった岩壁の間に続き、喉のような位置にF5チムニー滝が見えてくる。滝の取り付き、右壁に支点があり、そこでピッチを切る。
 

ももたろう、チムニー滝、ばっちり凍ってるよ~


F5チムニー滝:ももたろう
小さくね!?
今年は雨が降っていないようで、氷の付きがよく、とってもかわいらしかった♪
 


F5を越えるとスラブ。
草付きの上に不安定な雪が付いた斜面が200m程続く。
ももたろう、雪しかなかったら、どうやってビレーすればいいの?
バイルをぶち込んで支点にするんだよ。こんな所で落ちないから大丈夫。できるだけのことをやってみな。
雪面を登るのに慣れていなかったから、そう言って笑顔で送り出してくれなかったら、不安だったかもしれない。
不安にさせないように、そしてちゃんと私を先に行かせてくれる。
右の方の岩にスリングが見え、雪面をトラバースしてビレー。
ももたろうは、現場でまだこんなことを聞いちゃう、頼りない私をパートナーだと言ってくれる。
そんなことに胸がいっぱいになる。


あとはコンテで源頭の雪面を登りきると一の沢二の沢中間稜。
第二のハイライト☆
灌木に支点を取りながら、一の沢側に降りる。
ここ降りるの?怖いよ~♪
ももたろうは笑って、ためらいもなくナイフリッジをクライムダウン。


楽し~い♪
岩や灌木を束ねて支点にする。
どうせ効かないでしょ?


広い雪壁を登ると東尾根。
昨日、雪庇のブロックが当たり、滑落事故があったらしい。
じげんとなおっぴは、無事に着いただろうか。

しろ、来てるかな~?
第一岩峰をもがいているパーティを横目に、そそくさと右側から巻く。

 
国境稜線の雪庇の切れ目を狙って抜ける!
 

目の前に広がる、果てしない空間に感動~♪

 
一の倉沢右壁左方ルンゼは、
ステーキ、カレーに、ラーメン、メインを贅沢に味わえる、そんな一品。


         大自然ボーイズ♪

フルさん、イトさんと合流。おいしいビールが飲みたい~♪


フルさんは言っていた。
「山に大事なのは、やっぱり人だと思うんだ。」
最近、山で人とつながる、ということが私にもわかってきた。
私は、間違いなく、ルートの内容よりも、一緒に行った人や出会った人との思い出に浸る。

今シーズン初め、冬型の天気で大同心に行けず、裏同心ルンゼに行っていなかったら、山酔会と出会うことはなかった。そしたら、今年の冬は、こんなに楽しんでいなかったに違いない。

下山では、太陽がポカポカとあったかくて、
日焼けした皆の顔を見て、冬の終わりを感じた。

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